韓国の旅5 京畿道 

  2006年8月11日(金)大韓航空002便でソウルへ向かう。ソウル市内へ入ったのは21:30、空港から仁寺洞の荘、「世林」を予約した。昨年は40000ウォンだったが今年は50000ウォン、高いがこの時間では仕方がない。機内で軽食は出たが物足りないので鍾路へ行き、民族酒場「웃고넘는 박달재」でビールとかぼちゃのチョンを食べて宿へ帰った。鍾路はさすがに若者の町、11時になっても人が一杯
12日(土)
朝起きて近くの銭湯(モギョクタン・목욕탕)に行く、4000ウォン。昨年も毎日来たおなじみの店(チョンノサウナ종로사우나)。この日の朝食はチュクイヤギ(죽이야기)という店で鮑のおかゆを食べた。うまかった、10000ウォン。その後、韓国観光公社へ行き、13日のバスツアーを申し込む。韓国人の為のツアーで日本人は一人だけ。慶尚北道の周王山国立公園に行く。映画の好きな人ならば、「春、夏、秋、冬そして春」という韓国映画の舞台と言えばわかりやすいでしょうか。
次に地下鉄2号線でハプチョン(合井)の駅へ。
退職後、韓国語の勉強に梨花女子大語学堂に来ているK氏と待ち合わせ、坡州(パジュ)にあるヘイリ芸術村に行った。200番バスに乗り約1時間(1400ウォン)、16万坪と広大な敷地に個性あふれるアトリエがたくさんある。目的の書道家、姜福永さんのアトリエを見たあと、植物感覚という面白い名前の陶器を販売している店に行った。

ここは二階でレストランも経営していて、ここでイタリアンの昼食をした。隣の席には品の良いおばあちゃん達が食事をしていて、聞くともなしに聞いていると、どうやらこの店のオーナーの母親の誕生パーティをしているようで、終戦前に京城女子師範を卒業され教師をしていた人たちだ。私たちもその仲間にいれていただき一緒に歌を歌って日韓交流をした。おかげでこちらも素晴らしい体験をすることが出来、いい一日だった

13日(日)
7:25 ソウル駅の裏門前(ロッテマート)からツアーバスが出発、아름여행사(アルム旅行社)の一日ツアーの始まりだ。ソウル駅からはおよそ10人が乗り、途中のチャムシル(漢江公園)で20人が合流して30人になった。きょうは日曜日、夫婦や家族で来て山歩きを楽しむために来ている人がほとんどだ。
途中、堤川市の朴達峠でトイレ休憩をした。
再び高速に乗り丹陽休憩所でまた小休止。
すぐに慶尚北道に入る、西安東インターで降り安東市内を抜け、さらに西南に向かって青松(チョンソン)、さらに南西へ10キロ行くと目的地の一つチュサンジ(注山池)、着いたのが12:00。

ここは韓国映画春夏秋冬そして春」の撮影地で、秋の紅葉はみごとだそうだが今は夏、少し見学して最終目的地の周王山(チュワンサン)に行った。
注山池から北へ4~5キロ行くと国立公園の入り口で、ここからいよいよトレッキングする。
その前に食堂で腹ごしらえ、テンジャンチゲを食べる。料金はツアー代に含まれている(ツアー代は37000ウォン)
現在のレート 1000ウォンは約125円。
頂上まで行って帰ってくると往復で3時間、途中で諦めて川岸に寝転がり昼寝を楽しんだ。
澄んだ空気と川風が心地よい。

16:15 ソウルに向けて出発、4時間30分後の20:45ソウル着。解散して鍾路へ帰りタッカルビを食べて宿に帰った。丸一日、韓国人に交わりバスツアーを堪能した。
同行した日本人の為に、いろいろと神経を使ってくれた皆さんに感謝です。

14日(月)
9:00 K氏とロッテホテル地下にある陶磁器の店「陶遊」で待ち合わせをして、鄭社長さんの車で広州にある粉青沙器の窯元「美陶窯」ミドヨに向かう。

10:00 具誠会(ク・ソンフェ)さんの窯に到着。
初対面の挨拶をしてさっそく登り窯を見学し、次に作品を見せてもらう。本当にいい作品が目白押し、欲しいものがいっぱいだ。昼食はアトリエの横にある、具先生の奥さん経営の店「土芳」トバンで食べた。鄭社長お勧めのとおり、すごくうまい鴨焼きだ!いままで何回もオリ(鴨)を食べたが、こんなに旨いのは初めてだ。ソウルからわざわざ行っても価値がある。また奥さん特性のキムチも格別だ。ここの名刺には、鴨の粘土燻製とある。

行きたい人の為に行き方を『ソウルから南東へ約30キロ広州へ、(東ソウルバスターミナルからバスが出ている)広州に着いたらタクシーで行くのがいいでしょう。』
住所は広州市草月邑 電話は031-767-5292 要予約。

夕食はやはりソウル大学、大学院に勉強に来ているT君と一年ぶりに会い中華料理を食べた。
その後、市庁前広場で行われた光復61周年記念コンサートを聴いた。今年も指揮はチョン・ミョンフン、曲はベートーベンの交響曲5番、7番、その他オペラのアリアなど。
大感激の夜でした、日本ではタイミングが合わなかったし価格も高く、目の前でしかも無料とは、、、、、。

15日(火)
昨夜から宿を清進洞(チョンジンドン)の美都(ミド)に変えた、一泊35000ウォン。
今朝は今まで行きたくても時間が合わず、行かれなかった有名な店、里門ソルロンタンに行った。
有名な店や案内書に載っている店でも、たいした事がない店も結構あるがこの店は、旨い! 5500ウォン。

9:40 昌徳宮の中にある楽善斎に行く。
入り口で予約が必要なのでだめだと言われたが、日本からネットで予約したが、出発までに返事がなかったことを伝えたらやっとOKしてくれた、特別観覧の為5000ウォン。
韓国ではだめでももう一押しすると通ずることが多い。

10:20 観覧開始、基本の案内は韓国語だが、英語と日本語のプレーヤーを貸し出ししているのでよくわかる。
ここは未亡人になった妃が住むところで、1989年まで李方子さまや徳恵翁主さまもおられた所だ。
17年前の1989年4月22日に徳恵翁主さまの通夜に来たことを思い出す。王宮ではないので丹青が施されていない為、こじんまりとして落ち着く。

午後は時間が空いているので大長今テーマパークに行くことにする。地下鉄1号線で北議政府まで行き 1100ウォン。およそ45分の電車旅、駅前でコングクス(豆乳スープの麺)3500ウォンを食べる。韓国へ来ると、チャジャンミョンと共に必ず食べる私の大好物。
駅前から30番バスで行こうと思ったが、丁度よいバスがないのでタクシーで行った 14000ウォン。
20分後には入り口に着いた 入場料は5000ウォン。
午後にはツアー客がいないと想像していたが、結構人がいた。中に入るとドラマの場面を思い出す。
宮廷衣装を貸し出し写真を撮る場所で、高麗大学の語学堂に留学しに来ている若い女性三人と記念撮影。
ソウルに帰りおなじみの銭湯で汗を流し、夕食は有名な鍾路の韓一館で。19年ぶりで改装されきれいになっていたが味は変わらず旨い!
食後は近くの大型書店 BANDI&LUNI'Sで韓国語のテキストと小説、帝國の後裔(제국의 후예들)それから親切な旅行本(친절한 여행책)を買った。

16日(水)
粛靖門(スクチョンムン)ツアー
9:30 三清閣(サムチョンガク)の入り口にあるツアー集合地に到着、外国人専用のツアーのため、パスポートを提示し受付を済ませる。2週間前に韓国観光公社に申し込みをした人だけが参加できる、きょうは全部で7名の参加者だ。
10:00 スタート、出発地点がすでに海抜200Mで、これから100Mばかりを上がっていく。
スタートしてすぐに鉄条網のゲートをくぐる。
この山は普通は民間人統制区域となっていて、このツアー参加者には通行許可証が発行され、これが無いと通行出来ず重装備の兵士が検問をしている。

急な階段をしばらく行くと城門が見えてきた。これが粛靖門でいわゆる北大門だ。1968年までは自由に来れたそうだが、北朝鮮のスパイが朴大統領暗殺のために襲撃してきてから、青瓦台の北にあるため立ち入り禁止となっていたのを、今回外国人に限り見学可能になった。
長野から来たというMさんは、韓国の太鼓(チャンゴ)まで習うというかなりの韓国通、通訳の朴さんもきれいな日本語でした。付近の城郭や岩を見学し11:30にツアーが終わった。普通では見られない所を見ることが出来て良かった。

旨い豆腐料理の店
国立中央博物館入り口近く、龍山工業高等学校の前にある。陶遊の鄭社長さんに教えてもらったのだが、本当に旨い!
江陵や全州の店も旨かったけどこの店もいい。
店情報 店名は 가마솥손두부(カマソッソンドゥブ)
住所は 용산구 한강로3가 63-109
電話は 02-793-5122

食後、お目当ての国立中央博物館へ行った。 入場料 2000ウォン。期待して行ったのだが、、、
建物は新しいし、立派で大きいが展示物が少しお粗末なのでは?というのが印象だ。
その後、弘大入口駅近くのチムジルバン 규수당(キュスダン)に行き、たっぷりと汗を流しくつろいだ 6000ウォン。
この金額は安い、皆さんにもお勧めだ!

























17日(木)
永徽園(ヨンヒウォン)
きょうは帰国の日、荷物を旅館に預けて、清涼里の駅で降り北へ向かう。900Mほど歩くと右側にある、英皇太子(李方子さまのご主人と言えばわかりやすいでしょうか)の生母のお墓です。高宗皇帝の後宮、純獻貴妃 嚴氏の園、となりには、英皇太子と李方子さまの長男、晉のお墓 崇仁園(スンギンウォン 숭인원)もある 入場料 1000ウォン。
園内を見学後、北隣にある
世宗大王記念館に行った 入場料1800ウォン。
世宗は李朝4代目の王で、ハングルを作らせるなど最も有名な王だ。
庭園には水時計や川の深さを測る水票などが陳列されている。

林業試験場跡

世宗大王記念館を出て道路を北側に渡るとそこが韓国科学技術院や、国有林管理所などがある地域で,昔の林業試験場跡。近くには近年まで浅川巧氏が住んでいた官舎が残っていたそうだが、今は取り壊されてない。
浅川氏がこの地で亡くなってから75年になるのだから、仕方がないかもしれない。
さて中へ入ろうとすると守衛さんがいて、国営の機関なので日曜日しか入れないとのこと、ここまで来て残念だがこの次にまた来ることにした。夕方、KE705便で帰国
こうして今年の夏季休暇、韓国の旅が終わった。
一週間の間に出会った韓国の人や日本の旅行者のひとたち、素晴らしい出会いをすることが出来ました。
旅の楽しみ方はいろいろあり、それぞれで良いとおもうが
その地の人々とのふれあいが一番楽しいし醍醐味でもあると思う。カムサハムニダ。

浅川巧氏の事については、高崎宗司著 「朝鮮の土になった日本人―浅川巧の生涯」(草風館)を読むことを勧める。また浅川伯教・巧記念館が山梨県北杜市にあるので、そちらを訪ねるかホームページで検索するとよい