韓国の旅  江原道

 今年の8月に韓国の雪岳山に行って来た。
いままで行きたい所だったが、なかなか行く機会が無く、今回は韓国入国後すぐにヤンヤンまで飛行機で飛び3泊4日の日程で江原道を廻った。なにしろソウルからバスだと約4時間かかる場所なので始めから計画しておかないと簡単に会合の後でという訳にはいかない。そんな場所のせいか観光案内所に行っても分かる人が休んでいたのか日本語が通じず、みやげ物店に行っても日本語で声がかかる事もなく、おかげで韓国語を堪能することが出来た。普通は江原道には団体でバスに乗り通訳付きで来るほかに無く、一度も日本人の個人旅行者に会わないめずらしい旅となり、しつこい客引きにも出会うことなく快適であった。

 金浦空港を飛び立って約35分、出来たばかりの襄陽空港に着陸した。

ロビーでバス乗り場を聞き、洛山寺へ(所要時間 約30分、料金650ウォン約65円)。白い砂浜が広がる海水浴場とお寺がいっしょになったリゾート地という感じ。海岸にある刺身屋でいかの刺身とビールで遅い昼食をとる。美味い。生きて泳いでいるのをあげて刺身にする訳だからあたりまえ。日本式の醤油で食べるのもいいが、韓国式にお酢のからし味噌で食べるのもなかなかいける。江原道はソウルに較べると今日は2〜3度涼しく快適だが日差しのなかを歩いたのでビールも美味い。(いかの刺身とビールで12000ウォン、約1200円)。価格だけをみると日本と変わらなく思えるが、例によってテーブルの上が皿で一杯に
なり、全ては食べきれない。
満足。

 さて満腹になったところで束草へバスで12キロの道のり、料金はやはり650ウォン。束草の市内へ入ってから有名な「ケッペ」を探し乗ることが出来た。束草というと出てくる人力の舟、私もロープを引っ張った。もう韓国にもここにしか残っていないそうだ。そろそろ夕方の気配、またバスに乗って今日の宿、雪岳山の旅館へ向かう。韓国の市内バスは距離に関係無く初乗り650ウォン、停留所二つ分乗っても終点まで乗っても同じ料金。

 チェックインしてから雪岳山入り口まで明日の下調べに行って見る。
帰ってきてから旅館前の食堂街で夕食。高原らしく「やまめ」の塩焼きとどういうわけか山で海鮮鍋、やはりビールを飲みながら突っつく。合計18000ウォン、約1800円。


 かなりの標高らしく涼しい。早めにテレビを見ながら寝てしまった。

 翌日朝5時40分、目が覚める。前日買っておいた牛乳とパンで朝食。軽く散歩をして体調を整える。

 7時バスで雪岳山入り口まで行く。といってもバス停二つの距離なのですぐ到着。ケーブルカーで権金城へ。朝早いのと日本では見られない珍しい景観にすがすがしさを感じる。松と岩山とのバランスがなんとも言えず絶妙。ここは夏も良いけど秋の紅葉も良さそうだ。頂上まで行って来たら足の筋肉が痛い。

 またバスに乗って国道7号線まで行き、そこで江陵行きのバスに乗りかえる。ここからは、リムジンバスで江陵まで約60キロの旅、1時間10分、4700ウォンかかった。

 さていよいよ烏竹軒だ。江陵の市外バスターミナルに着いてタクシーに乗り換え烏竹軒へ。李朝時代の有名な儒学者、李栗谷の生家である。その名のとおり珍しい黒い竹が邸内に生えていた。きょうは8月15日、光復節なので無料解放するとの看板がかかっている。子供たちがたくさん来ていて夏休みの宿題らしく一生懸命メモを取っていた。母である申師任堂の絵と書は素晴らしい。お昼になったのでタクシーで有名な純豆腐の店に行く。にがりを入れる前の豆腐なので柔らかくおいしい。この地域には純豆腐の店がたくさんあって江陵純豆腐として名物になっている。全羅道の全州、ファシムで食べた豆腐鍋もうまいけれど、ここの鍋もそうとう美味い。
 次に両班の旧宅「船橋荘」を見学したあと、鏡浦台近くの旅館に宿を取りチェックイン。
 休息したあと鏡浦台海水浴場を散歩し夕食を食べる。今日はテジカルビにした。韓国では牛の焼き肉もいいけれど豚のほうが安くて美味いのではないかと思う。

 

次の日もやはり時に起きる。最近年のせいか朝はやく目が覚める。まだ52歳だけれど夜は10時すぎるとうとうとして旅に出ても同様だ。今日もパンと牛乳の朝食を取り軽く散歩をする。
 7
40分発の高速バスで春川へ。1030分春川到着、バスで昭陽湖へ行き遊覧船に乗って38度線を越える。その後市内へ戻り春川タクカルビを食べ、セマウル号で
ソウルへ帰って来た。
 田舎の旅がいちばんリラックスして良い。


 ところで最近は韓国特にソウル、釜山などの観光案内書が多く出回り充実してきたが別な言いかたをするとその分不誠実な案内書も出てくる訳で、掲載されている食べ物屋に行くと日本人価格で高くしかも味はたいしたことの無い場合が多い。

2002年11月(現在のレートは1000ウォンが約100円)

原   仁

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